入れ歯(義歯)について
せっかく入れ歯を作ったのに「痛みや違和感があって使うのが苦痛」「食事や会話が楽しめない」と感じている方が多いのではないでしょうか。合っていない入れ歯は、使いづらいだけでなく、口腔内にさまざまなトラブルを招く可能性があるので注意が必要です。
当院では、患者さん一人ひとりに合った入れ歯の作製を行っていますので、入れ歯でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
こんなお悩みありませんか?
- 入れ歯が痛い
- 入れ歯をしていると話しづらい
- 入れ歯がよく外れる
- 金属が目立つのが嫌だ
- 入れ歯がゆるく感じる
- 入れ歯との隙間に食べかすが詰まりやすい
総入れ歯と部分入れ歯
-
総入れ歯
歯の大部分、またはすべての歯を失ってしまった場合に使用する入れ歯です。床(しょう)と呼ばれる土台に人工歯が並んでいます。口腔内の粘膜によって吸着させます。
- 保険診療の
場合 - 人工歯と床はプラスチック
- 自費診療の
場合 - 金属床など様々な素材の選択が可能
- 保険診療の
-
部分入れ歯
欠損した歯が1本の場合から使用できる入れ歯です。人工歯と床(しょう)から構成されていて、固定するための留め具(クラスプ)が取り付けられています。
- 保険診療の
場合 - 金属のクラスプ(留め具)
- 自費診療の
場合 - クラスプがないものなどの選択が可能
- 保険診療の
当院で扱っている
総入れ歯の種類
金属床
歯肉に触れる部分が金属素材で作られた総入れ歯です。レジンよりも薄く作ることができるので、熱が伝わりやすく、食べ物の温度を感じやすいという特徴を持っています。
- 治療回数
- 5~7回
- 治療期間
- 2カ月
-
メリット
- 保険診療のプラスチック(レジン)より頑丈で、薄く加工できます
- 金属を土台に使うため、頑丈な入れ歯を作製でき、しっかり噛めます
- 金属から熱が伝わり、患者さんが味覚を感じやすくなることで、より食事を楽しめるようになります
-
デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
- 金属アレルギーをお持ちの患者さんは使用できない可能性があります
- 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合があります
レジン床
歯肉に触れる部分がレジン(プラスチック)で作られた総入れ歯です。金属素材よりも多少厚みがあるので熱が伝わりにくく、食べ物の温度が感じにくくなります。
- 治療回数
- 5~7回
- 治療期間
- 1~2カ月
-
メリット
- 割れたり欠けたりした時に修理することが可能です
- 金属床と比べて安価です
-
デメリット
- 自費診療になるため保険診療に比べ費用がかかります
- プラスチックは強度が弱いため、床の部分を厚くする分違和感が大きく食べ物の温度を感じにくくなります
- プラスチックは強度が弱いため、落としたときや硬いものを食べたときに割れてしまうことがあります
アタッチメント義歯
残存歯が少数(1~2本)の場合、歯根のみを残し、そこに維持装置としてアタッチメントを組み込み義歯の安定を図った入れ歯です。特に顎堤が著しく吸収してしまい維持が難しい症例にも使用できます。
磁石を使ったアタッチメントが一般的になりつつありますが、義歯が破折しやすかったり、MRI の画像に影響が出るために除去を余儀なくされことが多くあります。当クリニックではクーゲルホックというアタッチメントを使用しております。
- 治療回数
- 8~10回
- 治療期間
- 2~3カ月
-
メリット
- 残存歯を活かすことができます
- 残存歯を抜歯することになっても義歯をそのまま修正して使うことができるます
-
デメリット
- 自費診療になるため保険診療に比べ費用がかかります
- プラスチックは強度が弱いため、床の部分を厚くする分違和感が大きく食べ物の温度を感じにくくなります
- プラスチックは強度が弱いため、落としたときや硬いものを食べたときに割れてしまうことがあります
当院で扱っている
部分入れ歯の種類
金属床
歯肉に触れる部分が金属素材で作られた部分入れ歯です。レジンよりも薄く作ることができるので、熱が伝わりやすく、食べ物の温度を感じやすいという特徴を持っています。
- 治療回数
- 5~6回
- 治療期間
- 1~2カ月
-
メリット
- 保険診療のプラスチック(レジン)より頑丈で、薄く加工できます
- 金属を土台に使うため、頑丈な入れ歯を作製でき、しっかり噛めます
- 金属から熱が伝わり、患者さんが味覚を感じやすくなることで、より食事を楽しめるようになります
-
デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
- 金属アレルギーをお持ちの患者さんは使用できない可能性があります
- 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合があります
レジン床
バネ(クラスプ)により耐久性のある白金加金という金属を使用しています。
- 治療回数
- 4~5回
- 治療期間
- 1~2カ月
-
メリット
- 割れたり欠けたりした時に修理することが可能です
- 金属床と比べて安価です
-
デメリット
- 自費診療になるため保険診療に比べ費用がかかります
- プラスチックは強度が弱いため、床の部分を厚くする分違和感が大きく食べ物の温度を感じにくくなります
- プラスチックは強度が弱いため、落としたときや硬いものを食べたときに割れてしまうことがあります
ノンクラスプデンチャー
金属のバネがない、目立ちにくい入れ歯です。金属アレルギーのリスクがありません。
弾力性のある素材でできているため、お口にフィットしやすく、割れにくいことも特徴です。
強度を増すために金属床とのコンビネーションで作成することもあります。
- 治療回数
- 4~5回
- 治療期間
- 1~2カ月
-
メリット
- 薄く作製することで使用時の違和感を減らす効果が期待できます
- バネに相当する部分が特殊なプラスチック(ピンクあるいは透明)なので、奥歯はもちろん前歯でも比較的目立ちません
-
デメリット
- 保険が適用できないため自費診療となります
- 特殊な素材で作製するので、破損した際次の装置が出来上がるまでお時間をいただく場合があります
- 装置を固定するため引っ掛ける歯がない方はご使用いただけません
- 修理が不可能なケースもあります
入れ歯作製の流れ
-
Flow01
カウンセリング
まずはお電話やメールで来院予約をお取りください。初回の来院にてカウンセリングを行います。現在の症状について詳しくお話をお伺いします。
-
Flow02
口腔内の検査
口腔内の検査を行います。もしもむし歯や歯周病を発見したら、そちらの治療を優先して行い、口腔内が健康であることを確認してから入れ歯の作製に移ります。
-
Flow03
既製トレーを用いた歯型取り
歯ぐきの型を取るために「トレー」と呼ばれる器具を使います。まずは大まかな型取りを行うので、既製品のトレーを使用します。
-
Flow04
個人トレーを用いた歯型取り
次に、個人トレーを用いてより精密な型取りを行います。このとき、既製トレーで採取した歯型をもとにして作製します。
-
Flow05
噛み合わせの確認
噛むときの顎の動き、噛み合わせの高さなどは、快適にものを噛む際に非常に重要なポイントとなるので、噛み合わせを確認し、正確に記録しておきます。
-
Flow06
仮の入れ歯の試適・調整
採取した歯型や噛み合わせの確認から得られたデータをもとに、仮入れ歯を作製します。完成後、実際に装着してみて違和感の有無や噛み合わせを確認します。また、装着時の口元の見た目もチェックし、改善点があれば調節していきます。
-
Flow07
入れ歯完成
調整後に再度装着してみて、お口にフィットするようであれば完成です。もしも、この時点で少しでも違和感がありましたら、細かく調整していくので気付いたことはなんでもお申し出ください。
-
Flow08
メインテナンス
完成した入れ歯を長期間快適に使用するためには、メインテナンスが必要です。定期的に来院いただき、不具合が出ないようケアしていきます。
治療用義歯
本入れ歯を作製する前に、口腔内の治療をするためにまず治療用仮歯(治療用義歯)を入れてしまい、その後に治療を行う場合があります。別名でTreatmentデンチャーと呼ばれています。
写真の入れ歯は、残存歯が極度に摩耗しかみ合わせが低くなり、口元の皺が目立ち老けて見えるばかりでなく、十分に咀嚼することが出来ずに治療を希望して来院した患者さんの物です。初診から3回目で装着しました。
通常このようなケースでは前歯の治療をしてから義歯を装着するので、装着までかなり時間がかかります。そこで可能な限り短期間で見た目の改善と機能回復(食事ができる様にする)を行うために現状の口腔内のまま義歯を作製しました。
これから残存歯の治療をする前提で、義歯の修理を考慮に入れ設計しています。
症例紹介
料金表
-
入れ歯相談¥10,000
-
仮入れ歯(治療義歯)¥220,000
総入れ歯
-
金属床¥550,000~660,000
-
レジン床¥440,000
部分入れ歯
-
金属床¥440,000~770,000
-
レジン床¥330,000~440,000
-
ノンクラスプデンチャー¥275,000~550,000