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院長ブログ

健康のために 歩く!(オーラルフレイルの予防は全身から)

健康維持のためにスポーツを嗜んでいる方は多いと思いますが、
皆さんは何か継続して運動はしてますか?

私は現在、健康の為そして体力の維持の為に ”競歩” をやっております。
競歩というとお尻をクネクネさせながら歩くイメージがあると思いますが、
一般的にはあまりきちんと認知されていないマイナーなスポーツではないでしょうか?

事実私自身競歩のことをあまりよく知りませんでしたし、興味もありませんでした。

ところがあることをきっかけに競歩にハマってしまったのです。

先ずはその経緯について触れたいと思います。

私は数年前までロードバイクを趣味とし、年に数回ヒルクライム
(勾配のきつい坂道を自転車で登る競技)というレースに参戦していました。
毎年NHKで放映される “ツール ド フランス” を見るのが大好きで、(今はJスポーツのみになってしまった~泣)
いつかあんな風に山岳コースをマルコ・パンターニのように颯爽と駆け上がりたいと
思ったものです。(基本的にクライマー好き!)

きちんとトレーニングを積まないと記録更新どころか途中であまりの苦しさに
自転車から降りてしまうことも。
のんびりとマイペースで走ればいいのでしょうが、やはり本能的に早く走りたい、
早くなりたいと思うのは人間の性? (笑)

そのためには真夏の炎天下でも真冬の氷点下の早朝でもトレーニングは欠かせません。
そうなると健康のためにとやっていることがもはや逆に健康を害している可能性も否めない?(汗)

事実私の友人が早朝ヒルクライムの練習中に山道を走っている途中、
心肺停止で倒れ亡くなってしまいました。
まだ肌寒い2月の下旬でした。

当然元々私の趣味にはあまり好意的ではなかった家族からの風当たりも益々強くなり、
自転車に乗る機会が減ってしまい、いつの間にかレースへの参戦も遠のいてしまいました。

そんな折、お付き合いのある会社の社長さんから100キロウォーキングの話を聞きました。
この会社では毎年新人研修の一環として新入社員は強制参加することになっているとか。

歩くことは嫌いじゃないけれど、今まで何十キロも歩いたことはないし、
もちろん走ったこともない。
記憶では過去最長ランは高校生の時の10キロマラソン。
しかも歩いたり走ったりでのんびりゴール。
(基本的に走るのは嫌いなんです 笑)

ただロードバイクでほぼ休憩なしで5〜6時間、距離にして120~130キロほど
走ったりしていたので体力には自信がありました。
そこで怖いもの見たさも手伝ってエントリー。
目標は制限時間(27時間)内ゴール。

何も準備せずにいきなり100キロは流石に無理だろうと、
数ヶ月前からウォーキングのトレーニングを始めました。

と言ってもさほど時間に余裕がないのでせいぜい30キロ。
時間にして5時間程。
あとはペースを上げる練習くらい。

ネットで100キロウォーキングの情報を調べてみると、出るは出るは、
皆さん結構チャレンジしてらっしゃる。

更に、やれどんなシューズがいいのだの、靴下はこんなのがいいだの、
肉刺(”マメ”って読むって知ってました? 苦笑)を作らないためにテーピングは必要だの、等々。
これからチャレンジする初心者のための情報も沢山。

自転車のレースでも色んな役に立ちそうな情報を拾ってきては試してみて、
レースにフィードバックさせるのが好きだったので、ウォーキングでもあれやこれや
ネットでポチポチしては試してみて、本番(ぐるっと房総100キロウォーキング)に臨みました。

結果さほど苦しいという思いもなく比較的楽なペースで歩け、20時間44分で完歩。

ゴールした瞬間は流石に感動しました。
水平緯線からゆっくりと太陽が昇るシーンを見ながら、九十九里の海沿いの道をたった独りで歩いた記憶は未だ色褪せることはありません。
と、同時にもっと余力もあったのでもっと早く歩けるハズ!なんて思いも。

そこで今度は本やYouTubeで色々調べ、20時間切りを目指すことに。

そして翌年もエントリーして19時間48分でゴール!
前年度より約60分タイムを縮めることができたのですが、
これがなかなか大変!
休憩らしい休憩も取らずひたすら歩き続けました。

帰りの電車で階段の昇り降りのしんどいこと。
翌日の診療にはもちろん支障はありませんでしたが。

その後世の中がコロナ禍になり大会も開催されることもなく数年が過ぎました。

ようやくコロナが終息し始めたころ各地でのウォーキングイベントも再開。

とりあえずぐるっと房総50kmウォーク(この年は久々の開催ということで100㎞はなし)に大学時代の友人と参加。

制限時間12 時間でしたが、朝からずっと雨が降り続いていました。
雨の中を歩くのはかなりキツかったですが、日をまたがずにゴールできるのは非常に助かります。

結果コースをミスしまくり6キロもオーバーしてしまいかろうじて10時間切り。

同年東京エクストリーム100に友人とエントリーするも台風直撃で中止。

秋に開催された同レースには参加(厚木~お台場 100キロ)して友人共々無事にゴール!

こうして何度かウォーキングの大会に参加しているうちに、
競技としてのウォーキング(競歩)に興味がわいてきたのです。

続きはまた今度

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