ブログ BLOG

カテゴリー:

院長ブログ

SH療法実体験 episode2

こんにちは、SH療法(SHT)当クリニック被験者第一号です(笑)
現在技工所にオーダー中。
できる上がるまでに3週間程かかります。

それまでの間に通常の矯正によるデメリットの一つである
”歯根吸収” についてお伝えしたいと思います。

下のレントゲン写真を2枚比較してみて下さい。

上が私のレントゲン写真(本邦初公開!)で、下が20代女性の物です。
注目して欲しいのは前歯部の歯根の先端部分です。

形態の違いがお判りでしょうか?

特に4前歯(真ん中の4本)の先が私の物は丸みを帯びて犬歯に比べて
短くなっているのに対して
下の写真のそれはスッと細長く伸びており、犬歯との長さの差も
それ程ではありませんよね?
これが正常な歯根の形状、長さです。

そうです、この異常な形体、長さ、これが矯正による弊害、いわゆる ”歯根吸収” です!

将来歯周病で歯槽骨が吸収した場合、同じ量の吸収量だとしても
歯根が短い方が圧倒的に不利なのはお判りですよね?
歯根が1~2ミリ短いということはもうそれだけで大きなハンディキャップと言えるのです。
そしてこれが将来的にオーラルフレイルへと繋がっていくのです(怖~)

残念ながら私が矯正を受けた40年前にはSHTはこの世に存在していませんでした。
今なら迷わずSHT一択でしょう!

しかしながら現在の矯正専門家でも未だSHTの導入はおろかその存在すら知らない
ドクターが存在するのです。

また今流行中のマウスピース矯正にも問題が多いのは事実。
裁判沙汰になっているケースもよく耳にします。

無知は罪です。
知らなければ批判もできません。
というわけでマウスピース矯正の説明会(導入説明会)にも過去に参加したことがあります。
ハッキリ言って様々な点から私的にはNGでした。

患者さんの為というよりクリニックの経営の為にマウスピース矯正を導入しようというのが見え見えでした。
ですから講師のドクターもイケイケでクリニックを何件も全国展開しているとか。

最近マウスピース矯正、インプラント、ホワイトニングがやたら多いのは、経営安定を謳って
集客ビジネスとして企業がバックアップしているからなのですよ。
因みにこの3本柱(歯科経営を成功させる3本柱と言われています 苦笑)は意外かもしれませんが
厳密に言うと歯科治療ではありません。

昨年負債額十数億円と想像もできない額で倒産した歯科クリニックが話題になりましたが、
やはりメインはインプラント、審美(ホワイトニング)、マウスピース矯正でした。

患者さんファーストだったらこんなことには到底なり得なかったでしょうね。

みなさんもご自身が矯正を考えていたら選択肢に ”SHT” を入れてみてください。
また、周りに矯正を検討している人がいたら ”SHT” の存在を教えてあげてください。

続きはそのうち

ページトップへ