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もしかして睡眠時無呼吸症候群?
空気の通り道である上気道が睡眠中に狭くなる、または完全に閉じてしまい酸欠が起こり、睡眠が分断される状態を閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)といいます。
睡眠の質が低下し、さまざまな合併症を引き起こす可能性のある病気です。
この病気は、人類が直立二足歩行を始めたことに、その契機をもっています。
直立二足歩行は、内臓に働く重力を垂直方向に変えました。
垂直方向の重力で引き伸ばされた上気道は、高度な発声を約束し、言語の獲得を可能にする一方、外圧に対して脆弱で、睡眠中に何らかの原因が加わると狭くなりいびきをかいたり、閉じて呼吸停止を引き起こすという弱点をもつことになりました。
実際いびきをかくことを自覚している方は多いと思います。
あるいは自覚はなくてもご家族に指摘される方もいるのではないでしょうか?
必ずしも、いびきをかく=OSA ではありませんが、かなりの頻度で一致することが多いようです。
そこで簡単なチェックで判定できるテストがあるのでチェックしてみませんか?
STOP-Bang テスト
1. いびき:いびきは大きないびきですか?
(話し声よりも大きいか、あるいは閉めた扉越しに聞こえる程度)
2. 疲労:しばしば疲労や倦怠感、昼間の眠気を感じますか?
3. 他者からの目撃:他の人から呼吸が睡眠中に停止しているのを指摘されましたか?
4.血圧:高血圧ですか、あるいは現在高血圧の治療を受けていますか?
5.BMI:BMIが35(または30)Kg/m²以上ですか?
6.年齢:50歳以上ですか?
7.首周囲径:首の周囲径が40㎝以上ですか?
8.性別:男性ですか?
はい=1点、 いいえ=2点
3点以上で閉塞性睡眠時無呼吸症候群のハイリスク
如何でしたか?
50歳以上でちょっとがっちり体系の男性ならほぼ当てはまってしまいますね。
ちなみに私はスコアが6点でした(苦笑)
今回自分自身でSH療法始めるきっかけになったのも実はOSAの可能性があったからなのです。
最近では自宅でも睡眠時無呼吸症候群スクリーニング検査を受けられるようになったので
多忙でクリニックに行く時間が無い方でもOSAかどうかの調べることが可能になりました。
私もキットを申し込んであります(まだ届かないのかなぁ~)
手元に届いたらまた報告させていだきます。