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SH療法実体験記 episode4
先日ブログでお伝えした睡眠時無呼吸症候群の(SAS)スクリーニング検査キットが
ようやく自宅に届きました。
以前はクリニックに1泊しないと検査ができなかったので
かなりハードルが高かったのですが、自宅でできるようになり深刻な症状が無くても
(気が付いてないだけかもしれませんが)、調べることが可能になり、
自分のSASの有無や症状レベルを把握することができるようになりました 👏
以前お伝えした睡眠時無呼吸症候群判定テスト(STOP-Bang テスト)で
スコアが3以上の方はお試しになることをお薦めします。
ソムニーはこんな感じ。
左手首の甲側に本体を取り付けモニタセンサーを人差し指の腹側にバンドエイドで指に巻き付け固定します。
あとはスイッチオンで寝るだけ。


検査結果が出るのが楽しみ~♪
さてさて、SH装置を装着して10日程経ちましたが、その感想を述べたいと思います。
やはり厚みがあるため口の中が窮屈で違和感がありましたが、痛み等はありませんでした。
それと喋りにくいのと嚥下しにくいです。
主に就寝中の装着になると思いますのでその辺はさほど問題ないかと。
この装置を入れたまま日中生活するのはかなり大変だと思いますが、1日8時間の装着時間だけでいいというのは凄いメリットだと思います。
矯正装置を入れた経験があるかたなら分かると思いますが、かなりストレスがあります。
最近流行のマウスピース矯正も取り外しが可能とはいえ、可能な限り装着しておかなければならないのでやはりストレスはあります。
床型矯正装置も同様。
ましてやブラケットを歯に接着するワイヤー矯正はその比ではありません。
(ワイヤー調整をした当日は痛くて食事もままならなかったものです)
日中(16時間)は普段通りの生活が送れるということは画期的と言わざるを得ません。
食事は普通に摂れるし、運動もできるし(学生さんの部活の妨げになりません)、
それこそ人知れず治療できる。
因みに入れたまま競歩のトレーニングをしてみたら・・・苦しかったです(苦笑)
人に知られずにということであれば、ワイヤー矯正でも装置がみえないように舌側(歯の内側)にブラケットとワイヤーを装着する舌側矯正というものがあるのですが、
知り合いの矯正専門医のドクター曰く「拷問以外の何ものでもない!」と言ってました。
いつも舌が傷だらけで、口内炎が出来まくりだそうだす。
数多くいる矯正専門医の中にはこの舌側矯正専門医なんても存在するそうですよ(怖~)
どんだけ ” S ” なんだって話ですよね(苦笑)
話は戻りますが、装着するようになってからいびきをかかなくなりました。
恐らく舌の位置が関係していると思われますが、装着しているとある決まった位置に舌が誘導されます。
窮屈ながらも一番楽な位置です。
どうやらその位置が舌根沈下を抑制しているのではないかと思われます。
今後その辺も調べていきたいと思います。
それからもう一点良いところとして、8時間装着しなければならないということで、
起床時間から逆算すれば〇〇時には装着しておかなければならないということになりますよね。
そうすると食後ダラダラしてられなくなるわけで、さっさとブラッシングをして装着!
後は寝るも良し、サブスクで映画を見るも良し。
患者さんに散々言っているように「食べたら直ぐ磨く!」が自ずと実践されます(笑)
今後はSH装置を調整して歯並びを、そして歯列を少しずつ動かしていくわけですが、
どのように変化していくのか?
またレポートさせていただきます。