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Let’s enjoy Race Walking ! vol 15
みなさん、歩いてますか!?
歩いていれば元気になれる。
元気になれば何でもできる。
1歩2歩3歩・ダァ~!

先日13日スポーツの日、歩いてきましたぁ 北上ロードウォーク35キロ。
あの世界陸上のオープニングアクトで勝木選手が銅メダル、そしてあの壮絶な死闘を見せてくれた
川野選手(35キロ競歩世界記録保持者)と同じ35キロで闘ってきましたぁ。
数日前から風邪気味だったこともあり、レース後過度の疲労に免疫力も低下したのか
ガッツリと風邪を引いてしまいました。
まさに弱り目に祟り目とはこのこと⁈ (T_T)
前日からの雨も上がり、暑過ぎず、なかなかいいコンディションだったのですが、
あの史上最悪のコンディションと言われた、さいたまマラソンの時よりもキツかったです。
結果は失格せずに制限時間内にゴール! (レッドカード1枚)
タイムは5時間55分21秒 (T_T) さいたまマラソンのタイムより悪いです。
レース約1ヶ月前に左膝の負傷、良くなってきたと思ったら10日前に今度は右膝の負傷。
不本意ながら十分な歩き込みが出来ず大会当日を迎えてしまいました。
しかも先にも述べた通り、数日前に風邪気味になり最悪のコンディション (T_T)
通常のマスターズの大会ならば3,000mか5,000mなので、時間にしてもせいぜい25分~40分。
多少の無理は効くのですが、35キロともなると流石に誤魔化せません。
オリンピックレベルの選手ですら不測の事態に陥るのですから。

10キロまではなかなか良いペースで歩けていたのですが、イエローパドル(勿論ベントニー)を
早々に2枚出され、しかもその後レッドカードが1枚に!(~_~)
流石にイエローパドルを出した審判の前ではもう違反はできませんから、かなりスピードを抑えて
ベントニーにならないよう最大限に注意して歩くことに。
実はこれが良くなかったのか、極度な精神的、肉体的緊張に、最初は股関節の動きが悪くなり、
そのうち攣り始め、それをかばっていたら脹脛が攣ってしまいました。
この後何度かコースの脇に座ってストレッチしたりマッサージしたりしながら騙し騙し歩くことに。
係の人に「どうしますか?」と聞かれるも、まだ時間的に余裕があったので、「ギリギリまで頑張ります!」とレースに復帰。
勿論歩形がキチンとできるわけがないので、立て続けに3人の審判さんにイエローパドル。
もはや気を抜く余裕が全くありません。
今回の目標は失格せずに制限時間内にゴールすることですから、逆算してキロ何分で歩けば大丈夫と、そのペース+αで歩きます。
と、ここで予想だにしなかったハプニングが!
係の人がゼッケン番号を前の人と間違って失格と言うことで、コースから外されタグを外されてしまいました (+_+)
この時点で掲示版には表記されているのはレッドカードは1枚のみですから、
失格になるはずがないのですが、これが主審により1発失格!ってやつ?
とうろたえながら事実確認をしたところ、な、何と運営側のミスであることが判明 (ーー;)
ここでレースを中断するのもアリって言えばアリ⁈ と一瞬弱気な考えが頭を過りましたが、
この非常事態に女性スタッフさんが一生懸命対処してくださったので、ロスタイムが10分位かな?
残り5周(10キロ)を何とか制限時間内にゴールできそうだったので、またコースに復帰しました。
結局、私の前にゴールした方から遅れること2周!
審判にガン見されながらゴールを目指したのでした。
その緊張感といったら、今までに味わったことのないもので、切れるギリギリッという感じ?
ゴール付近にはもうすでに選手の姿は無く、スタッフさんのみ。
独り断トツで遅れて歩くのが申し訳ないやら恥ずかしいやら (^^;

残り3キロ付近で、運営側の多分偉い方だと思うのですが、自転車で駆けつけてくれ、
今回のトラブルへの謝罪と激励の言葉をいただき、俄然やる気が!
結局制限時間6時間のところ、先も書きましたが、5時間55分21秒と何とも情けない記録!
それでも同じカテゴリの方は(日本記録保持者!)失格になったので、
カテゴリー別(60M:男性60歳~64歳)では私が1位になってしまいました。(^^;
初めてのロングで、もしかしたら35キロと20キロは、マラソンと統合しちゃうかもしれないとのことなので、最初で最後の35キロになるかも?
やはり審判がいるのといないのとはレースに雲泥の差があることを痛感しました。
当初は制限時間クリアは余裕で、後は失格にならないように歩形を気を付ければさえいいと
思っていましたが、全く甘い考えであることを思い知らされました。
ただ先日の世界陸上の競歩で解説をしていた柳沢哲さんが自身のⅩで
「競歩でマスターズに出場する選手が ” 北上で失格しなかった! ” が大きな勲章に
なると思います」と呟いていたのを知り、とても誇らしく思えました。
(だれも祝ってはくれないけど (^^; )
まあ、審判がいなくても無意識に完璧歩形で歩けるようにならないと!
というか審判がいても緊張せずに歩けるようにならないと、ですね (^^;
まだまだ 修行は続きます。
それではまた、Let’s Walk !
